アルミ押出形材とは
アルミ押出形材(おしだしかたざい)とは、加熱されたアルミ合金をダイス金型を通して押し出すことにより形状が成形されたものです。断面形状は制約があるもののかなり自由な設計が可能で、オリジナルな断面形状で製作することができます。当社で使用するアルミ押出形材の材質は主にA6063S-T5です。
アルミ押出形材は押出成形後、熱処理して強度を増し、表面処理工程にてアルマイト、電解着色を施して、表面の耐久性の向上およびカラーリングを行います。
長さは約4m~6mで出荷され、その後加工工場にて切断、穴あけ加工、組立などを行い、各種製品として完成します。

様々な断面形状
アルミニウムの特性
1. 軽い
アルミニウムの工業材料としての最大の特長は「軽い」ということです。
アルミニウムの比重は2.7、鉄(7.8)や銅(8.9)と比べると約1/3です。
軽量化による性能向上が時代のニーズとなっている今、特に自動車、鉄道車両、航空機、船舶、コンテナなどの輸送分野で多くのアルミニウムが使われています。
当社では、車両部品や建材商品、エクステリア商品にアルミニウムが使用されています。

2. 強い
アルミニウムは比強度(単位重量当りの強度)が大きいため、
輸送機器や建築物などの構造材料として広く使用されています。
純アルミニウムの引張強さはあまり大きくありませんが、これにマグネシウム、マンガン、銅、けい素、亜鉛などを添加して合金にしたり、圧延などの加工や熱処理を施すことで、強度を高めることができます。

3. 電気を良く通す
アルミニウムは導電体として極めて経済的な金属です。
電気伝導率は銅の約60%ですが、比重が約1/3であり、同じ重さの銅と比べて約2倍の電流を通すことができます。
4. 表面処理しやすい
アルミニウムは素地のままでも美しい金属ですが、陽極酸化皮膜処理(アルマイト処理)など様々な表面処理を施すことによって、さらに美しくなり、また表面を硬くしたり、防食効果を高めたりすることができます。
陽極酸化皮膜処理の際に、染色や電解着色などによってアルミニウムに多彩な色をつけることが可能であり、電気製品の外筐、建築外装や包装材など、デザイン性が高く求められる分野に最適の材料です。
5. 耐食性が強い
アルミニウムは、空気中では緻密で安定した酸化皮膜を生成し、この皮膜が腐食を自然に防止します(皮膜の自己修復作用)。
耐食性をさらに高め、強度も兼ね備えたアルミニウム合金は各種の用途に採用されており、特に建築、自動車、船舶、海洋開発などの分野では、この特性が広く活かされています。

6. 加工性が良い
アルミニウムは塑性加工がしやすく、様々な形状に成形することが可能です。例えば、紙のように薄い箔や複雑な形状の押出形材を容易に製造できることから、極めて広い用途で使用されています。
さらに、出来上がった製品素材を成形加工したり、製品の表面などに精密加工を施すことも比較的容易です。また、切削加工性にも優れています。
